チャレンジは現在進行形(100kmウォーキング編2)

2014年11月12日

「三河湾チャリティー100km歩け歩け大会」その2

~自分に都合よく考えるときほど、人は苦しいんだなあ~

さすがに12時間以上歩いていると足の痛みは襲ってきました。Nさんの助言どおり、痛みを意識するたびに「気のせいだ」と心でつぶやいてみたところ、なんと不思議なことに本当に痛みは気にならなくなったのです。

前半の50kmはマイペースで歩けて、休憩もほとんどとらなくて大丈夫でした。 休憩をあまりとらなかったのは、休みすぎると続行意欲が萎えてしまう気がしたからです。 でも、後半はコンビニを見るたびに休みました。足の甲と足裏をマッサージしないと歩けなくなっていました。
やがて、歩いた時間で距離を推測するようになると、思ったように進まず、心が折れそうになりました。 「苦しいときは、自分に都合よく考えるものなんだなあ」と実感することになります。

自分では同じリズムで歩いているつもりでした。
チェックポイント間の距離がわかるので、 次のチェックポイントへの到達時刻を予測しながら歩くようになっていました。 ところが、昼間は1時間歩けば5kmは進んでいた計算だったのに、なかなか目標地点に届かなくなったのです。 53km地点から71km地点までの18kmに5時間もかかった(休憩時間も含めて)ときはショックでした。 足を前に出すリズムは変わらなくても、歩幅は前半より確実に短くなっていたのだろうと思います。 真っ暗な夜道を歩きながら、イヤホンを通して入ってくるラジオの音楽やDJの元気な声は 言葉にできないほどありがたいものでした。

89km地点のチェックポイントで、たまたま椅子に腰をおろしたとき、ボランティアスタッフの女性が 「マッサージしましょうか?」とニッコリ笑顔で声をかけてくれました。
まさに天使の声でした。(つづく)

短大

山本 航
YAMAMOTO Wataru

プロフィール

リゾート観光開発の会社で観光事業に10年ほど従事し、専門学校のホテル科講師を経て、現職に至っています。
「みんなが反対することは、やってみる価値がある」(セブン&アイ 鈴木敏文氏)や、「稼ぎたければ、働くな!」(未来工業 山田昭男氏)など、個性的な変わり者と呼ばれる経営者の手法に強い関心があります。
人まね一色は基本NG。

アーカイブ

この投稿者の新着記事

page top