センター試験の 「想い」

2015年01月23日

私の研究室は、正面玄関にとても近い場所の2階です。
センター試験当日、試験監督の一人としていつもより緊張して出勤すると、正面玄関の方から元気な声が聞こえてきました。 受験生と彼らを激励する高校の先生の声です。

「先生~!」
「おはよう~!頑張ってこいよ~」
「は~い!きゃはははは~」
といった感じ。とても爽やかな笑い声でした。

その様子から、高校生がこれまで長い間、楽しいことをガマンしたり、辛いことを乗り越えたりして、そして今日がその頑張った成果を発揮する日なのだと感じました。高校の先生方にとっても、教科指導のみならず、夏も冬もそばにいて叱咤激励し手放す直前のこのセンター試験。
親御さんにとっては18年間の想いがあるでしょう。
そうしてここまで成長した一人一人を、4月から迎えるのが大学なのです。私達こそ、重大な責任をもって受入れなければいけません。
受験生と高校の先生の姿に、『新たな自覚』をいただきました。

短大

辰島 裕美
TATSUSHIMA Yumi

プロフィール

女子短期大学部で、プレゼンテーションなどを担当しています。
「人と人の間で情報はどのように伝達されるか」ということをよく考えます。教員は伝えたいことをたくさん持っていますが、ただでさえ情報量の多い今日、どうやって学生に伝えたらよいか模索しています。また、自然に付加される情報も実は重要です。
日々精進。

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