ジャカルタでの出会いと学び

2019年10月29日

急速な経済発展で日々その表情を変えるインドネシアの首都、ジャカルタ。本学はジャカルタにある2大学と協定を締結しており、学生交流を実施しています。今回は教員引率の海外研修プログラムの行程の一部に同行し、協定校での学びやジャカルタでの暮らしを体験、そして今後の大学間交流に向けた取り組みを行いました。

Binus University(ビヌス大学)、Atma Jaya Catholic University of Indonesia(アトマジャヤカソリック大学)を訪問。

今回初めて学生の海外研修に同行しましたが、本当にたくさんの学び、出会い、体験をして日々成長する学生の姿を見ることができ、感銘を受けました。日本とは違う文化、環境、人々の考え方を知り、新しいことを柔軟に吸収し、語学力が十分でなくても現地の学生とすぐに打ち解ける学生の姿はとても逞しく見えました。

ジャカルタは急速な経済発展を遂げる華やかな面と、急激な変化に対応しきれず残された途上国の課題を実感できる都市でした。両大学とも本学と学生間交流を数年に渡って実施しており、過去に本学で学んだ留学生との再会や、次年度の新たな交流プログラムの計画など、国際交流の拡がりを感じることのできた訪問でした。

留学の選択肢、幅を広げるためのカナダ訪問

2019年04月16日

金沢星稜大学は世界各国にある57大学と協定を締結しており(2019年4月時点)、現在はそのうちの14大学にて長期留学生が英語やそれぞれの専門分野を英語で学んでいます。学生に更なる留学の可能性、学びの幅を広げるため、カナダの3大学を新たに訪問し、学生派遣留学に向けた取り組みを行いました。カナダは比較的安価な物価と治安の良さから、留学先として人気の高い国ですが、今回は日本人留学生の少ない冬季、地域での留学の可能性を探りました。

University of Calgary(カルガリー)、Thompson Rivers University(カムループス)、University of the Fraser Valley(アボッツフォード)を訪問。
「多文化主義」の概念を世界に先がけて生み出し、国策として導入しているカナダらしく、様々な国からの留学生が大都市圏だけでなく、地方でも学んでいました。今回訪問した地域では先住民(ファーストネーション)の生活や文化を残す活動も実施されており、多文化、そしてマイノリティの権利を尊重し、共生しようとする人々の思いがありました。冬季は最低気温が-10~-20℃を下回る地域もありますが、日本人留学生の少なさと多文化主義の背景から、語学だけでなく多様な文化を学ぶのに最適な留学先の一つになると思われます。また、厳しい寒さもウインタースポーツに興味のある学生にとっては非常に好ましいものになります。次に訪問する機会があれば、私もカナディアンロッキーの白雪の上を滑ろうと心に誓いました。
 

その他

木下 拓馬
KINOSHITA Takuma

プロフィール

金沢星稜大学国際交流課職員
石川高専、クイーンズランド工科大学出身

金沢市出身。
大学卒業後、東京で働くも都会の生活に馴染めずUターン転職。専門商社の海外担当を8年経験したのち、金沢星稜大学の職員となる。
趣味はアウトドアスポーツ全般。夢は世界中を旅することだが、現実は厳しい。
将来の目標は後世に自分が生きた証をガッ!!と残すこと。

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