観光実習(2015年8月24日~9月2日@タイ)を実施しました

2015年10月01日

第一日目(8/25)オリエンテーション

第二日目(8/26)クロントイスラム

第三日目(8/27)ブラパー大学

アユタヤでのコミュニティ調査

運河沿いコミュニティの調査1

運河沿いコミュニティ調査2

2015年8月24日から9月2日まで、タイのバンコク、アユタヤ、チョンブリーで観光実習を実施しました。
今回の観光実習には、金沢星稜大学経済学部2年生(経済学科3名、経営学科2名)の計5名が参加しました。

観光実習では、観光産業への就職希望者及び観光学研究や都市計画分野の研究者を目指す者を念頭に、観光立国であるタイでの海外実習を通じて、観光まちづくりや観光産業について実践的に学ぶことを目的としています。
今回のプログラムでは、タイ・バンコクへの渡航直前の2015年8月17日午後7時(日本時間午後9時)頃に発生したバンコク中心部で大規模な爆発事件を受けて、海外安全危機管理の観点から、当初考えていた中心市街地でのフィールド調査は中止としながらも、次のようなテーマで実施することができました。

まず、今回の実習実施を通して、協力してくれた東洋大学国際地域学部バンコク事務所(チュラロンコーン大学政治学部内)でのオリエンテーション(8/25)に始まり、
最大で3名一チームとして
  1. (8/26)
    クロントイスラムでの実態調査及びスラムの子どもの教育支援を中心に活動展開しているシーカー・アジア財団への訪問
  2. (8/27)
    ブラパー大学(チョンブリー)での異文化交流プログラムとして日本のサブカルチャー(着物とアニメ)の紹介
  3. (8/28)
    カンチャナブリーの観光資源に関する視察調査
  4. (8/29-8/30)
    アユタヤの観光資源に関する実態調査及び、アユタヤの歴史・観光に関する講義(元ラチャパット大学スータム先生)
  5. (8/31)
    運河沿いコミュニティの実態調査
  6. (9/1)
    得られた知見の報告(東洋大学国際地域学部バンコク事務所)
といったプログラムを実施しました。

学生たちは現場の問題と課題を探求し、自立心とチームワーク力などを高めることができたと考えています。

参加した学生たちは、
「経済格差について肌で感じた」
「実際に現場をみて肌で感じて行動していくことが重要であると感じた」
「タイの地域特有の○○を理解したうえで課題解決に向けた提案をしていくことを考えたい」
「観光行為にともなう環境への配慮をして持続可能性をどのように担保していくのか考えたい」

などの感想を述べていました。

この観光実習での経験、出会い、気づきなどを事後学習で醸成し、今後の大学生活や自身のキャリアを考えていくうえで、問題意識を高めていくための一助になることを期待しています

最後に、この実習を通してお世話になったすべての皆様に対して心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

英語で○○(専門分野)を学ぶことのススメ

2015年08月04日

現場主義による専門基礎教育の実践

私が受け持つ講義「観光実習(経済学部)」では、
8月24日(月)~9月2日(水)に、タイのバンコク、チョンブリー、アユタヤで実習を行う予定にしています。

学生生活では、大学の海外研修などで実際に現地を訪れていく機会が多くあるかと思います。 そうした海外研修に参加する場合、「英語を学ぶ」ために参加するのでしょうか。それとも「英語で○○(専門分野)を学ぶ」ために参加するのでしょうか。

この「観光実習」は、後者「英語で観光学研究または都市計画を学ぶ」ためのプログラムであり、当該分野の基礎的な専門知識を学ぶ機会づくりと位置づけられます。

本実習の目的は、観光産業への就職希望者及び観光学研究や都市計画分野の研究者を目指す者を念頭に、観光立国であるタイでの海外実習を通じて、観光まちづくりや観光産業について実践的に学ぶことです。
本実習ではPBL(Project-Based Learning:課題解決型学習)を基軸とする実習の企画をします。PBLでは具体的な課題を設定するため、課題解決という目標に向かって学生は意欲的に取り組むことができ、その過程で自分の方法論を獲得することが可能です。具体的には、課題解決能力、プレゼンテーション能力、論理的思考力、モデリング能力、デザイン力などの実践的な力をつけることを目指しています。

この実習では、参加者が最大で3名1チームとして、
  1. 中心市街地の実態調査
  2. 運河沿いコミュニティの実態調査
  3. 世界遺産観光地の実態調査
  4. 国際交流プログラムでの日本のサブカルチャーの紹介(ブラパー大学)
  5. スラムコミュニティの実態調査
  6. PBLによる各自テーマの設定
などを行います。
英語と現地の言語を駆使して、現場の問題と課題を探求することと、自立心とチームワーク力を高めていきます。

2015年度の「観光実習」参加者は全員が経済学部の2年生であり、実習の実施前後で学生たちにどのような変化が起きるのか楽しみです

大学

川澄 厚志
Atsushi Kawasumi

プロフィール

1980年生まれ。茨城県出身。
東洋大学国際地域学部助教、同特任講師を経て、2015年4月より金沢星稜大学経済学部の専任教員となる。
趣味は現地調査と旅行である。現地でのさまざまな出会いに感動することは楽しみの一つである。これまでに滞在した国や地域で、私の人生に最も影響を与えた場所は「タイ・クロントイスラム」。学生時代に経験した約1年のホームステイ生活は忘れられない濃い思い出である。
専門は都市計画、地域開発、開発社会学、コミュニティ・ツーリズム。

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