卒業生から考える
2014年02月12日
12年前に私のゼミを卒業したわがゼミの1期生のK君とI君も、研究室にしばしば来てくれる。 一緒に2人で来ることはなく必ず1人で来る。 彼らには、それぞれの結婚式にも招待していただいた。
彼らをみてエライなあと思うのは、2人とも営業マン(自動車とホテル)であるのに、卒業してから現在に至るまで、一度としていわゆる「セールス」をしないことである。
卒業生の中には、ボーナスの時期をねらって訪ねて来るものもいるが、彼らはそういうそぶりを一切見せない。 この姿勢が立派なので、できる範囲で協力はしている。協力をしたくなる。
この2人、「営業職」ではあるが決して能弁なタイプでなく、どちらかといえば口下手の部類に入る。 しかし、聞き上手で相手の欲しているものを察知して わがゼミのモットーである「頭のよい人間ではなく頭が使える人間」を具現化している。 共に営業成績はトップクラスで何度も
社長表彰を受けているらしい。
就職活動をしている学生の「私は口下手だから営業にはちょっと…」という話を聞くたびに、この2人の話をしている。